第133章 あなたにもう一度第三幕(20)
「……駄々っ子のひまりは、俺しか受け止めれないからね」
ゆっくりと背中に回された腕。
俺は力強く胸に引き寄せ……自分の顔をひまりの頭にすり寄せた。
「……っく……目を開けたら…い、えやすが見えなくてね……凄くこわ…くて……」
ひまりは大きく肩を震わせ、俺の胸にしがみつく。
「……あ、んなに会いたか…ったこ、ども達も……見えなく……て。何度も……壊れ……そうにっな…て」
そしてひまりは嘘をついた事を謝り、どうしても心を強くしたかったと俺に話した。
「……子供…たちともっと…一緒に、い、たい。…成長……するっ姿も…みたい…っ!!」
少しずつ変化していくひまりの身体。
「……っ…い、えやすに……おばあちゃんに…なる、っまで……愛し、て……ほ、しいのっ!!」
徐々に消えていくのを見たくなくて……思わず背けそうになる視線を必死に縫い付けた。
「……な、に言ってんの。そ、んなのお願いなんか…し、なくた…って、当たり前だし」
ひまりの身体を通り抜け……
目から溢れたものが地面に落ちる。
「……な、んどだって家康に…っ会いに来るからっ……信じてる…っからっ!!」
「……俺…だって、ひまりがっ例えどんな姿になっても……見つけて…必ず…っ…」
ひまりにもう一度恋をする。
俺がそう言うと、ひまりは嬉しそうに頷き……
最後に
「私もだよ」
満面の笑顔を浮かべた。
あなたにもう一度〜第三幕〜完〜
to be continued……