第130章 あなたにもう一度第三幕(17)
「私の全てはもう捧げました。触れていいのは家康だけです!!」
例え「神」でも、許さない。
愛する人達が
二度と見えなくても。
愛する人達と
二度と会えなくなっても。
見えなくなったからこそ、
見えたものが沢山あった。
会えなくなるからこそ、
一緒に居れることの大切さを知った。
私は最後まで私らしくいたい。
「だから、契約は結びません!!」
少しも怯まず、真っ直ぐ声を張り上げる。
「子の成長も、愛する者が成し遂げる姿も何一つ見れんぞ。それでも良いのか?」
「良くないから、ここに来たんです。私は最後まで諦めない!」
今まで色んな事を乗り越えて、その度に心が壊れそうになって辛い想いをした……。
でも、そのお陰で私は家康をもっともっと好きになって……何回離れ離れになっても、その度に私は家康に恋をした。
時が変わっても。姿が変わっても。
見失っても、忘れても……。
何一つ変わらない「真実」
その「証」が、
私達、私と家康の二人にとって一番大切な……子供達の存在。それだけは譲れない。揺るがない。
それに……
「心が尽きて、例え花になっても私はっ!!」
家康にもう一度恋をする。