第115章 あなたにもう一度第三幕(3)
目を開ける。
明るい日差しを浴び、眩しいと思ったのは一体いつ振りなんだろう。
「真実」は三つ……
自分の真の姿。
もう一つの天罰。
そして
ある人を……
心の底から
愛していること。
溢れそうになる涙。
温かいぬくもりが手から伝わり。
隣に視線を向けると……
どうしようもなく、
胸が苦しくなった。
「……………あなた方が、誰なのか私には解りません。でももし、あなた方が私を知っているのでしたら……」
その場にいた全員が息を呑む。
あと少し……
「どうしてここに居るのか……」
だから……
「私が一体誰なのか……」
その間……
「教えて下さい」
私は心を壊した。
愛している人を
私を愛してくれる人を
悲しませたくないから。
私に与えられた天罰を
知れば、きっと
苦しめてしまう……
(ごめんなさい……)
もう天罰は、受けている。
だから、最大の嘘を吐かせて下さい。