第113章 あなたにもう一度第三幕(1)
家康、佐助、ひまりの三人が目覚めないまま、丸一日が過ぎた。
「流石にやべーな。佐助でもいっぺん殴ってみるか」
もしかしたら起きるかもしれないと、指をポキポキ鳴らし今にも殴りかかろうとする幸村。それを見ていた政宗が止めに入る。
「お前が殴って、あの世に逝っちまったらどうする気だ?」
「ん、ならどうすんだよっ!誰も起きて来ねーしそろそろ本気でやばいぞっ!!」
「ひまりに悪戯してみるのは、どうだ?家康がキレて起きるかもしれんぞ?」
「光秀……。お前心配してる割に、冗談きついぞそれ」
秀吉は溜息を吐き、脇息に寄りかかりながら静かに視線を向ける信長を見る。
「そろそろ家康の所に連絡をいれた方が宜しいでしょうか?」
「…………仕方あるまい。いつまでも幼い子に主を、任せておく訳にもいかんからな」
信長の言葉に、秀吉は控えて居た家臣に伝達を頼もうとした矢先……。