第111章 あなたにもう一度第二幕(10)※R18
雪が舞う夜。
書物をパタンと閉じた後、私はゴクッと息を呑み恐る恐る手を伸ばす。
「………あのさ、別に無理しなくてもそれ飛ばしたら?」
「じ、自分で言い出した事ですからっ……が、頑張ります!」
それに、これが夜伽を迎える前の最後の手ほどき。そう思い、恥ずかしい気持ちを飛ばす。
その六、
ーー吸茎 男根を口吸い、愛撫をする。
勇気を出して先ずは寝着の上から、そっと触れてみる。
「っ!だ、だからしなくていいって!!」
私の手を止め、慌てて家康様は壁際まで逃げる。普段なかなか見れない姿。そんな姿に私の母性本能はくすぐられ……変に気合いが入り、じりじりと追い詰めてゆく。
(と、とりあえずまずは大きくしないとっ!)
私はギュッと唇を噛み、震える手で帯を解く。
シュル……。
肌から肌を伝う手の動き。
一つ一つ丁寧な動作になるように。まずはゆっくり後ろを向いて寝着をするりと脱ぎ、背中に突き刺さる視線と心の底から湧き出る恥ずかしさに耐えながら……振り返る。そして全てを曝け出した姿で家康様に近づく。
「ちょっ!あんた、本気でっ!」
「……私では、嫌ですか?」
裸で言い寄る女はうんざりだと。この前、言っていた。少し不安になって見上げると、家康様は顔を真っ赤にして、そっぽを向いてしまい……。
「…………別に」
ボソッと短く呟く。
それを聞いた私は安堵の息を吐いた。