第108章 あなたにもう一度第二幕(7)
途中で二人は寝てしまい、朝になると再び天女(あまね)が語る物語の続きが始まる。
「決して二人の愛は許される事は、なかった……」
「なら、神様が怒ってしまい天女(てんにょ)と青年は離れ離れになってしまうのか?」
竹千代は悲しそうに眉を下げる。
「……天罰を受ける前に天女(てんにょ)は青年にある約束をするの。そして青年は天女(てんにょ)にある贈り物をした……」
天女(あまね)は小指を立てる真似事をして、遠い目で庭を見た。
「そして再び二人は出逢い……運命も、歴史も変え……愛を育てていくの」
そこで一度、首をゆっくりと横に振る。
「けれど、天女(てんにょ)は前に、青年の罪を軽くする為……その分を背負ってしまっていた。だから、まだ二人の物語は終わらなかった」
「終わらなかった?なら、この物語は続くのか?」
竹千代は首を傾げ、小さい頭を悩ませる。その隣で天女(あまね)は時姫を膝の上に乗せ、巾着を取り出し中身を取り出す。
その中には可愛い花の守りと、片方だけの耳飾りが入っていた……。