第105章 あなたにもう一度第二幕(4)
「……あのさー。そんなに真っ赤な顔されるとこっちまで移る」
「も、もう今夜はこれで許して下さい///心臓がもちませんっ!」
何回家康に触れられても、慣れることはなかった。いつもドキドキして恥ずかしくて。この体勢だと嫌でも思い出してしまう。
降りようと思って腰を上げた時、微かに手が家康の胸元を掠めてしまった。
「…………今、触ったよね?」
(えっ!!)
「い、今のは違っ!……あっ」
家康の手が胸に触れ、思わず吐息が溢れる。
「へぇ……なかなかイイ声で鳴くし」
「……あっ、…も、うそれっ以上はっ」
夜着の上からゆっくりと揉まれ焦れったい刺激が襲う。それがバレてるみたいで家康は私の反応を楽しむように、布越しからでもわかるほど尖った先端を指でキュッ、と挟み優しく上下に転がす。
「ぁっ……だめっ」
「……教える立場のあんたが感じて、どうすんの?」
完全に主導権を握られてしまった。私は抵抗しつつも久しぶりの刺激に力が入らなくて……。
「……ここも触られたんだけど」
太腿を撫で上げられ、思わずぴくっ、と跳ねる。
(だめっ!このままだと、完全に流されるっ!!)
「あとは………」
「も、もうっ!!これ以上は駄目ですっ!!///」
後は、勉強してませんからっ!!私はそう叫び、何とか膝の上から降りた。
「ぷっ、くっ……あんた、からかうと面白い」
家康は吹き出し、笑うのを堪えるように肩を震わせた。
私はそんな姿に頬を膨らませ、そっぽを向く。
そして心の中で……
(教育係なんて、全然必要ないよっ!!)
首だけ動かしキッ、と睨むように視線を向ける。
「……まぁ、頑張って勉強したら?」
意地悪い笑みを見せながらも、声はどことなく優しい感じがして……。
(少しは近づけたかな?)
何よりもそのことが嬉しかった。
家康は若い頃の自分にでも、
やっぱり焼きもち妬くのかな??
そんな事を考えながら、
家康に貰った櫛を握り、
目を閉じた。