第109章 思わぬ出会い(5)
雅「行方不明なら家族が捜索してない?」
和「それがどうも天涯孤独なようで…捜索願いも出されていないようです」
その話の最中、潤が少し考え込むような顔をしていた
翔「…潤、どうしたんだ?」
潤「え?あ…その、さっき和が言ってた人なんだけど…もしかして俺が調べた人と同一人物なのかな…って思って…」
智「誰なんだ?」
潤「…櫻井社長が大学に在学してる時の女友達なんだけど、この人も行方が解らないんだ…」
和「もしかして時期が同じですか?」
潤「うん…で、調べてて解ったんだけど、櫻井社長と社長婦人って大学が同じなんだ」
社長と婦人が同じ大学…って事は…
翔「…その行方が解らない女性と婦人は、元々顔見知りの可能性があるのか…」
潤「そう言う事になるね」
和「この二人が同一人物ならですけどね」
…でも何で行方が解らないんだろう…生死さえも解らないなんて…
翔「俺も調べて、ちょっと気になった事があったんだ…」
潤「何?」
翔「俺が持ってた絵本が何処で買われのか調べたら、どうもK市で長いこと経営してる書店みたいなんだ」
智「よく解ったな」
翔「書店のお婆さんが、母親らしき女性がその場で本の最終ページに名前を書いていたのを覚えてたんだ」
そこに行き着いたのは全くの偶然なんだけどな
和「で、気になった事って?」
翔「その母親らしき女性っていうのが…特徴からしてどうも社長婦人のようなんだ…」
智・雅・和・潤「はあーーーっ!?」
・・・だよな