第108章 思わぬ出会い(4)
~智side~
智「母親じゃなかった!?」
潤「…うん…そこははっきりと否定してた…」
そんな馬鹿な!櫻井コンツェルンに関係してるっていうのに!?
和「翔兄さんは?」
潤「部屋に閉じこもってる…」
雅「俺が声をかけても『一人にしてくれ』って…」
和「…雅紀兄さんが声をかけてもそれなら、ソッとしておいた方が良いですね…」
…当然だろうな…母親かと思った人物から否定された上に、居場所がないなんて言われたら…
潤「…許せないよ…翔兄さんに対して謝罪すらなく、あんな酷い事を…」
雅「…うん…」
智「二人とも、気持ちは解るが落ち着け…」
和「ええ、向こうが何を思ってこんな事言って来たのか解らない以上、下手に動かない方が良いですよ」
潤「…どういう意味だ?和…」
和「何故あそこまで事細かく調べた事を翔兄さんに伝えに来たのか…どうしてもそこが腑に落ちないんです…」
…?腑に落ちない?
俺達が不思議に思っていたら
和「調べるのは勝手ですけど、櫻井コンツェルンに関わって欲しくないなら、わざわざ伝えに来なくても黙っていればいい事ではありませんか?余計な詮索されなくて良いのに…」
智「確かに…そうだよな…」
潤「もしかして、俺達にこれ以上首を突っ込むなって言ってるのかな…」
和「…それは解りませんが…」
確かに俺達が簡単に太刀打ち出来る相手じゃないけどな…
雅「だからって!翔ちゃんを傷付けて良いなんて事にはならないよ!」
智「解ってる…」
雅紀だけじゃない…俺達皆強い憤りを感じていた