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ひとつ屋根の下【気象系BL】

第106章 思わぬ出会い(2)


~智side~

智『昨日喫茶店に来た客が、翔くんの名前を聞くと顔色を変えて出ていったらしい…』

会長『…だから何だ』

智『翔くんの出生に関係してる人物だと思う…多分櫻井…』

会長『智』

智『…何?』

会長『余計な詮索はするな。お前達には関係ない事だ』

ジイチャンはああ言ってたけど、関係なくなんかない

翔くんは俺達の兄弟だ…

ジイチャンが隠し通すつもりなら…

本邸から車で帰宅してる途中、街中で翔くんを見掛けた

…あれ、翔くんだ…一緒にいる女性は…!

智「車止めてくれ!」

俺は車から降り、急いで翔くんの元に駆けつけた

俺が近付くと

母客「貴方も大野グループ関係者?」

翔「…俺は大野グループには直接関係はしてません。関係があるのは大野家だけです」

…と話をしている声が聞こえてきた

母客「大野家?それって一体…」

翔くんの事を調べてる…やっぱりこの人は…

智「そこまでにして頂けませんか?」

翔「智くん…」

俺は二人の間に割って入り話を中断させた

母客「貴方は大野会長の…」

智「初めてお目にかかります、孫の智です」

母客「悪いけど、貴方とお話する事はないの。そちらの…」

智「翔は弟です。何かご用件があるのでしたら、自分も一緒にお伺い致します」

俺の言葉にその婦人は明らかに顔色を変えた

母客「弟…!?じゃあ…」

智「ええ…翔も大野会長の孫です」

翔「智…くん…」

母客「…失礼するわ…」

そう言ってその婦人は帰って行った

…また何か言ってくるだろうな…

翔「智くん…ありがとう…」

智「え?何が?」

翔「俺の事、弟だって言ってくれて…」

…何を今さら…

智「そんなの当たり前だろ?翔くんは俺達と兄弟なんだから」

翔「うん」

その時の翔くんは本当に嬉しそうに微笑んでいた

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