第106章 思わぬ出会い(2)
~翔side~
智「変な客?」
その日の夜、俺はあの母娘の事を皆に話していた
和「変な客って今日沢山いませんでした?いきなり触ってきたり…」
潤「え!?和触られたのか!?どんな奴に!」
翔「落ち着けって潤…触られたのは和也だけじゃなくて俺と雅紀もだよ」
雅「智兄と潤は厨房の中だったから被害がなかったってだけだよね…って翔ちゃんも触られたの!?」
…今頃気付いたのかよ…
智「それより翔くん、その変な客ってどんなやつなんだ?」
翔「母娘なんだけど、おかしかったのは母親の方だったな…娘さんの方は普通だったし…」
潤「ああ、もしかして和と雅紀兄さんが買い出しに行ってる時に来た?」
和「どんな感じだったんですか?」
翔「入って来た時は普通だったんだ。でも案内した時母親から何処かで会った事ないか?って聞かれて…でも俺は面識なかったし…」
和「それってナンパじゃないんですか?」
まぁ…俺も最初はそう思ったけど…
翔「それがその後潤が俺の名前を呼んだ途端、顔色を変えて出ていったんだ」
智「名前を…?その時他には何も言わなかった?」
翔「特には…『あなた翔って言うの!?』って驚いてはいたけど…」
そこまで話していたら、智くんと和也が目を合わせていた
和「智兄さん…もしかして…」
智「・・・」
翔「え?もしかして智くん達の知り合いだった?」
智「え?ああ、違うけど…」
…何だろう…智くん浮かない顔をしてるけど…
智「ちょっと俺、明日の朝ジイチャンの所に行ってくるから」
会長にわざわざ会いに行くなんて…何があったんだよ…