第105章 思わぬ出会い(1)
昼のピークが終わり、店内のお客さんも疎らになってきた頃
潤「ヤバ…食材が足りない…」
雅「あ、じゃあ俺買い出しに行くよ」
潤「ホント?じゃあ買う物メモするね」
和「雅紀兄さん、私も行きますよ」
翔「俺が行…」
男客「翔くーん!コーヒー2つ♥」
和「…翔兄さんお呼びですよ?」
…何なんだよその♥は!
雅「あの客さっきから『翔くん翔くん』って…ちょっと言って…ってあいたたたっ!和痛いって!」
和「馬鹿言ってないで行きますよ!智兄さんも依頼でいないんですから急いで戻らないと!」
って言いながら和也は雅紀の耳を引っ張って出ていった
翔「…コーヒーお待たせしました」
客「ありがと!ねぇ翔くんこの後さ…」
<カランカラン>
翔「いらっしゃいませ!」
…助かった…
「お母さんここよ。昨日テレビで出た喫茶店って」
「ハイハイ。綺麗で落ち着く感じのお店ね」
入って来たのは会話からして母娘の様だった
…随分品の良い感じの女性だな…
翔「いらっしゃいませ。ご注文が決まりましたらお声かけ下さい」
母「ありがとう…あら?あなた何処かでお会いしたかしら…?」
…?知らない人…だよな…?
翔「…いえ…」
母「そう…?」
娘「やだお母さん、いくらイケメンだからって…お父さんがビックリするわよ?」
母「何馬鹿な事…」
潤「翔兄さん!これ5番テーブルに持っていって!」
翔「ああ!解っ…」
母「翔!?あ、あなた翔って言うの!?」
翔「え…?はい…」
突然その母親は俺の名前を聞いて立ち上がり顔色を変えていた
娘「お…お母さん?どうしたの?」
母「…帰るわよ」
翔「え?あの…」
そう言ってその親子は帰っていった
一体何があったんだ…?