第103章 僕は君を想う(3)
圭「潤…お前店にいたんじゃないのか…?」
潤「ちょうど買い出しに出てて戻ったらお前の姿が見えたんだ…それでもしかしてって思って」
そう言って潤くんは俺の身体を起こしてくれた
潤「和大丈夫か?」
和「うん…ありがとう潤くん…」
すると圭人さんは向かいのソファーにドカッと腰掛け
圭「潤…さっき和也くんにも言ったけど俺は本気だ…本気で和也くんが好きなんだ。例え相手がお前だって譲る気はないから…」
潤「…解ってるよ…誰を好きになろうと、それは本人の自由だ…それを咎めるつもりなんかない」
圭「俺の事殴りたいと思ってるんだろ」
潤「…凄く仲の良い恋人がいる知り合いがいるんだけどさ…」
圭「…?」
突然潤くんは何かを語りだした
潤「ある日その恋人が性的暴行を受けたんだ…」
圭「…え?」
それって雅紀兄さんと翔兄さんの事…?
潤「暴行を受けた後は酷かったよ…身体を障るだけで怯えて…恋人に対してもそうだった…今は触るのは大丈夫だけど、恋人との身体の関係はまだ出来ないんだ」
圭「・・・」
潤「で、俺その人に聞いたんだ…恋人とセックス出来なくて辛くないかって…そしたら『確かに辛いけど本当に辛いのは恋人だし、セックスだけが恋人との繋がりじゃない。それに恋人は俺を通してあの男を見てるから怖いんだ…だから恋人が、俺を見てくれるようになるまで待つよ…何年でも』ってさ」
雅紀兄さん…本当に翔兄さんの事を思って…
潤「無理矢理身体を繋げるのは簡単だ。でもそれでは気持ちはついてこない。一番大事なのは本人の気持ちなんだよ」
圭人さんは潤くんの言葉に頭を項垂れていた