第6章 こんにちは!
―え、何でいるの?―
―よ!俺今日からなんだよね―
ある日の塾。
いつもいなかった、彼がいた。
鹿島海斗。
クラスが違うからあんまり喋ったことがない。
体育が私の組と海斗の組が合同だから
名前だけは知っていた。
『お前って結構前から来てんの?』
『あぁ、まぁね―』
何故か緊張した。
話したことがあんまりないから
『誰も来ねー』
塾のクラスには私と海斗しかいなかった。
気まずいような、でも
心地よかった。
それからの塾には必ず海斗がいた。
隣の席になったり
宿題見せ合いっこしたり
楽しかった。
いつも笑顔でいられた。
私は
彼が
とても大切な人になった。
久しぶりの感覚と気持ち。
胸がわくわくする
そう、コレだよ!
この感覚大好き
うまく言えない、表せない感覚。
酷く暗い世界に
明かりが差し込んできた。