• テキストサイズ

神隠れの少女【NARUTO】

第31章 死の森


「あははははははははっ!来ないなら、こっちから行きますよ!」

ルナが一瞬のうちに移動し、キン・ツチの腕も同じように情け容赦なくへし折る。

「おおっと、君はあいつみたいに叫ばないでね?」

ルナは腕を折った直後、キン・ツチを手刀で気絶させた。


「さてさて、後はぁ……ふふっ……」

そう呟いてドス・キヌタの方を見たルナの目は凄惨な狂気に彩られている。

楽しい、楽シイ、タノシイ。

ルナは今や、音忍を痛めつけることを楽しんでさえいるように見えた。


サスケの脳裏に、波の国でガトー軍団を屠ったルナの姿と、ルナが密かに流した涙が蘇った。

(レイ、アイツは……仲間のためなら、殺しでも何でもやる。

そうすることに全く躊躇いは無いが、好きでやってる訳じゃなかった……でも、今は……

……あんなの、レイじゃない!)

このままでは、皇レイという少年がどこか知らないところへ行ってしまう。

ルナが醸し出す残酷性への恐怖を、今までのルナを失うかもしれないことへの恐怖が上回る。

サスケは、ルナを止めなくてはと思ったが、すぐには足が動かなかった。

(俺は……恐れているのか?レイのことを?俺達のために敵を迷いなく殺したレイのことを?

……確かにレイは俺なんかより遥かに強い……でも、俺が止めるしかない!)

いつもの優しく穏やかなルナを取り戻すため、サスケは己の恐怖心を払い、力を振り絞って駆け出した。
/ 854ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp