第13章 日本帝鬼軍
新宿から少しだけ離れたビルの上に到着したヘリコプターから降りて、ここまで操縦してくれた吸血鬼に頭を下げる。
そんな行動をとった私に驚いた様で一瞬目を見張ったが、すぐに吸血鬼も頭を下げた。
吸血鬼
「いえ、では失礼します」
そう言って吸血鬼は再びヘリコプターへ乗り込む。
恐らく他の貴族も迎えに行くのだろう。
それを私が見送っている間に、お兄ちゃんはビルを縁取るように設置されている手すりを乗り越えていた。
クローリー
「少し近くを見てくるからアリスはここで待機」
「いいけど私1人で?」
周囲には人の気配は無いが、吸血鬼もいない様に感じる。
もしここ日本帝鬼軍の人間が来た場合大丈夫なのか。
その心配があったので念の為確認をした。
クローリー
「いや、もうすぐチェスとホーンが来るよ」
そう言われて納得する。
あの2人もこの戦争に参加するので当然といえば、当然だろう。
「じゃあここで待ってるね」
手を振りながら私がそう言うとクローリーは優しく笑い、地上へと飛び降りた。
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(クローリーside)
アリスを置いて向かう場所は新宿の1番端にある防衛璧。
クローリー
「もうどこかで戦闘が始まっているのか」
そこへ向かう途中、中心部の方から爆発音がした。
でもそちらには行かない。