第13章 日本帝鬼軍
人間1
「吸血鬼が助けに来てくれたぞ!!」
人間2
「助かった!!」
人間3
「これで俺達も大阪みたいに吸血鬼の方々に守ってもらえる!!」
ヨハネの四騎士を殺した僕を見て呑気に喜ぶ人間に呆れてしまう。
家畜になると分かっているのに吸血鬼に頼らないと生きていけない弱さに呆れたのだ。
?
「あはは、守るだって笑わせるね」
ミカ
「………」
そんな僕に笑いながら近付いてきたのは、ラクス・ウェルトという自らの欲望に忠実な吸血鬼。
特に話そうとしない僕にも声を掛けてくる気さくな彼は、反応しない僕を気にする事なく隣に立つ。
ラクス
「しかし君はさすがに強いな〜」
何の事かと思いそちらを見ると、彼は先程までヨハネの四騎士だった肉片を見ながらそう呟いた。
ラクス
「百夜ミカエラくん、まだ吸血鬼になってたった4年なのにその力。第三位始祖クルル・ツェペシ様の血を飲んだって噂はあったけど…事実なのかな?」
半ば確信している様な言い方。
これはどう答えると1番丸く収まるのだろうか。
?
「ラクス」
そう考えた時にもう1人吸血鬼が話に入ってきた。
名はレーネ・シム。
ラクスとよく行動を共にしている吸血鬼だ。
レーネ
「素性はどうあれつい最近まで人間だった者でしょう」
丁寧な口調だが、その言葉は刃物のように鋭い。