白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第33章 蝶の為に華は咲く(研磨)
ギリッと唇を噛んで
姫凪の手元を覗き込むと
『うん!
凄く新鮮なトマトがあったから
チーズもチョット張り込んじゃった!』
嬉しそうに笑う姫凪を見て
「おれの為に買って来てくれたんだ」
『ん?当たり前じゃん?
研磨だけに作るの久しぶりだし
張り切っちゃった』
「…そっか、ごめんね」
吹き上がる罪悪感
姫凪は、おれの事も
考えてくれてたのに…
おれはまた自分の事ばっかり考えて
姫凪に噛み付こうとしてたなんて…
ごめんね、姫凪