白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第30章 蝶の心に咲く華
頭を抱える私に
「母ちゃん達は
そんな事気にしねぇけど…」
『私は気にする!
お願い…今日はご挨拶だけして
帰って、今度手土産持って
出直させて……』
アッケラカンと言い放つ光太郎を見上げ
近くのタオルをぶつけながら
涙目で懇願する
「はぁ?!帰んの!?
一人寝寂し過ぎ!」
『光太郎〜…
このまま居座らせるなら
次からもう光太郎とお泊りしない…!』
膨らませた頬を
不満気に潰して
立ち上がる光太郎が
私の目をジッと見つめて
大きく溜息を吐き出した
「それ言われたら
折れるしかねぇし!」