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第12章 星の王子様
走って、逃げた。
水曜日。
ひと晩泣き腫らして寝返りした枕辺、コツンと手にぶつかるものがあった。
固い。
固くて…覚えがある感触。
それが何か、確かめもせず抱きしめて泣いた。
ごめん。
ごめん。
ごめんなさい、草津。
私はバラ。
アンタを欺いた。
ごめん。
ごめんね、草津。
私はアンタが何でこれを私に貸したか知ってた。
もう読んだことあるのに嘘吐いた。
私はバラ。
草津、アンタは王子様。
ごめん。
ごめんなさい。
大好きだよ。
会いたい。
許して。
草津。
会いたい。
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