藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第22章 ♡Story69♡ ふたりが出会えたキセキ
「これは高校の時の入学式の集合写真なんだけども、
一番目に付くのがうちの息子なんですの(苦笑)」
「「「でしょうな。」」」←
「てかガッツリ今の九条じゃん(笑)」
「ホント、アイツにもこんな時代あったのかよ……」
「この真ん中に居るのは白咲百合先生、今は寺嶌百合さんとして
暮らしているの。」
「出た!太輔の初恋の先生(笑)」
「っからかうなよ……」
「え!藤ヶ谷先生の初恋って担任の先生!?
意外すぎ!」
再び驚きの声を上げる高嗣。
「これは、バスケ部に入った時のものね……」
「この中に赤沢さんがいるんだね!」
今現在は裕太のマネージャーをしている樹、樹を慕っている裕太は
写真の中にいる樹を探した。
_13年前
「おい藤ヶ谷!ペースがまた落ちてるぞ!
1年がそれくらいでへばってどうする!」
「っるっせぇな……へばってねぇよ!」
「ほらほら藤ヶ谷くん!赤沢くんのペースについていけないようだと
試合で優勝はできないわよ!ほら!がんばる!」
「どいつもこいつも俺に指図しやがって……」
「……藤ヶ谷くん、中学と高校じゃレベルが違うの。
本当にバスケを続けたいんだったらもっと本気になって。」
「っ……クソ!
やりゃあいいんだろ!やれば!」
再び練習を再開する太輔。
_数十分後
「はぁ……はぁ……はぁ……」
「お疲れ藤ヶ谷くん、はいスポーツドリンク。」
「……。」
無言で百合からドリンクを受け取る太輔。
「藤ヶ谷君って、本当に負けず嫌いね(笑)
その調子で、これからの練習も頑張ってね!」
「いちいちうるせぇな……わかってるし……」
「でも……楽しいでしょ?何かに夢中になるって。」
「……。」
「藤ヶ谷くんの夢は、なに?」
「んなもん、ねぇよ……夢とか、だせぇじゃん……」
「夢をダサいというんじゃ、まだまだね(苦笑)
夢はけしてダサいものじゃないわ。むしろ素敵なものよ?
私からすれば、夢を持たない人がダサいと思うわ。」
「っ……」