第19章 異世界コラボ~暗殺教室編~
「うぅ……」
「大丈夫?渚」
「茅野。うん、ありがとう………ってここは?」
キョロキョロと辺りを見渡す。
「何だよ、コレ」
先に目を開けていたのか。
ザワザワと騒ぐ生徒が数人。
「おーい、渚ー」
「杉野!って……えぇ!?どうやってそこに立ってんの!?」
「いや、お前たちが天井に立ってんだよ!」
「え……」
言われて確認すると隣にはシャンデリア。
真下に見える杉野たちが立っている場所にはベッド。
「何がどうなってんだ?!」
「あははー面白ーい」
寺坂や中村が立っているのは渚から見て側面。
しかし、そちらも「こっちが底面」と言わんばかりに本棚がびっしりと立っており、渚達から見れば90度の角度で立っている。
「ようこそ『狂ったお茶会』へ」
「「「!?」」」
寺坂達から見て天井側の面にアリスは座っていた。
テーブルにはティーセット。一緒に神崎と奥田が座っている。
「おい、どうなってんだ!?ここは!」
寺坂が上に向かって叫ぶ。
「どうもなってないよ?此処は凡てが曖昧で無秩序―――私が決めない限り、ね」
何を言っているのか誰も分からない。
「右も左も上も下も。何れもが曖昧だから狂っちゃってるんだよねー」
クスクス笑いながらお茶を飲むアリス。
目の前に座っている2人にも勧めて茶菓子も食べ始める。
「こんな所に連れてきてどうするつもりだよ!」
「見たいって云ったの、貴方達じゃない」
「「「「!?」」」」
そう云った瞬間に、パッと凡てが変わる。
いつの間にか全員が同じ面に立っていた。
そして、狂った空間から一変して本棚が現れる。
自分達が立っている面以外、ビッチリと本で埋められた空間。
「読みたいならどうぞ?教育上良くないものは隠してあるけど」
その言葉に岡島が素早く反応する。
「夢宮さん!大人になるためにはそういう本もとても大事で……」
「?犯罪者にでもなりたいの?毒薬の精製法とかハッキングの仕方とか…うーん。でも矢っ張り社長に怒られるかもだから見せられない」
「そうですね。僕たち健全な子供なんで」
「?」
トボトボと去っていく岡島を見てアリスが首を傾げると片岡が「全然気にしなくていいわよ」と呆れた顔をしながら言った。