第19章 異世界コラボ~暗殺教室編~
武装探偵社―――
「はぁ~~~~~…」
「いい加減にしろ!戻ってきてから溜め息ばかり着きおって‼此方の気が滅入る!」
「だって~~アリスがぁ~~~…………」
「あ?アリスが何だって云うんだ。そんなに落ち込まずとも、そろそろ起きる頃だろう」
「………もう起きてる」
「?だったら何を――……」
ピリリリリ…
不思議そうな顔を浮かべながら太宰に問うたと同時に国木田の電話が着信を告げる。
番号が表示されない。
疑問に思いながらも国木田は電話に出た。
「ん?もしもし?ああ、アリスか。如何かしたか?」
「!」
国木田の電話の相手が判ったと同時に太宰が急にシャキッとなる。
太宰が紙に何かを書き始める。
「――そうか。今のところ此方も動きはない。ああ……何かあれば連絡してくれ……ん?」
バッと太宰が動いたのを横目で見る。
掲げられた紙に書かれている文字は『何も告げずに代わって』
その文を読んで、漸く太宰の溜め息の理由を国木田は悟った。
『?如何かした?国兄』
「いや、大したことはない。気にするな」
『そう?』
アリスの嘘発見器は発動しなかったようだ。故に、特に何も疑問に思わなかったようでそれ以上は訊いてこなかった。
そこで国木田は電話を太宰に寄越す。
パアァ!と輝いた笑顔で電話を受けとると太宰は電話に向かって話し掛けた。
「もしもし?アリス―――――――」
その状態で固まった太宰を見て、国木田は眼鏡を正しながら息を吐いた。
ツー……ツー………
電話からは虚しい電子音だけが聴こえていた―――。