第19章 異世界コラボ~暗殺教室編~
処かわって職員室―――
「――――というのが現在の状況です」
「そうですか」
太宰が現在の状況報告を述べ終わった。
「しかし、ハイエナの人数を知っていたなら教えてくれていても良かったのでは?」
「まあ、そう言われるとは思ってましたが言えない状況にあったんですよ」
烏間の突っ込みに苦笑しながら太宰が答える。
「私たちが依頼に来た日―――否。『殺し屋殺し』が動いた時点から……その下準備を請け負った業者に扮して既にハイエナは動いていました」
「「「!?」」」
知らぬ顔して黙って聞いていたイリーナも思わず太宰の方を向く。
「あの日、ここに盗聴器が仕掛けられている事は判っていました」
「「っ!?」」
烏間と殺せんせーが慌てて探し出そうと動き出すのを太宰が制止する。
「ああ、ご安心下さい。既に凡て回収済みですよ」
その言葉を聞いて3人の口から安堵の息が漏れる。
「一体、いつの間に」
「回収したのはアリスですから」
「一人で探したってことですか?」
「ええ。律儀に32個も仕掛けてあったと立腹した様子で連絡がありましたよ」
「「「!?」」」
ニッコリ笑って話す太宰。
だが、現実離れした内容に3人は驚くばかりだ。
「彼女、何者なの?」
「探偵ですよ、私と同じ」
「何でも出来すぎだわ!私たちですら気づかなかったのよ!?」
イリーナの言うことは尤もだ。
太宰がなんと返事するか。黙って注目する2人。
「盗聴器なんてアリスの異能に掛かれば全部見付けるのに1分も要りませんよ。回収は文句云いながら行ったみたいだから時間掛かってると思いますけど」
サラリと。
また現実離れした内容を述べる太宰。
でも太宰からすればそれが当たり前なのだから仕方がない。
「異能力とは一体……。太宰さん、貴方もアリスさんと同じ力をお持ちなんです?」
殺せんせーが一番聞きたかったことを太宰に聞いた。