第19章 異世界コラボ~暗殺教室編~
「ねぇ。この問題教えてよ」
ノートに書かれた数式をアリスに提示する。
「人に何かを教えるのは苦手なの。普通に解いて良い?」
「うん」
返事を聞き終わると問題を解き始めた。
「これは?」
「特殊解。この手の問題が出てきたら一番に変形できないかを確認するの」
「なるほどね」
はい、とノートをカルマに返す。
「コレ、まだ習ってないんだよね。アリスが前いた学校ではもうやってたの?」
「ううん。私、勉強は独学だから」
「は?」
予想だにしなかった答えが返ってくる。
「………独学であの成績?」
「成績?ああ。テストのこと?」
カルマが頷く。
「そこそこ広く、そこそこ深い範囲内なら知識は持ってて損はないからね」
「……。」
笑顔で言うアリスに言葉を詰まらせる。
「先刻の問題も普段通りに頑張れば何れ解けるだろうけど、ちょっと知っておくだけで時間が節約できるでしょ?他のことも同じ。知ってれば確実に選択肢が広がる」
本当に同じ学生なんだろうか?
カルマはニコニコ笑って話すアリスを見て、ふとそんな考えが過ったのだった。