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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


コロリと手の中に転がされた
メロンソーダのキャンディより
甘そうな笑顔に
カーッと顔が熱くなる

『はい…
って!今度なんて…!』

そうよ、ここは毅然と断らないと…

「え?嫌?
あ、二人切りとかでなく!
研磨誘うし!
ほら…昨日結局肉まんしか
一緒に食えんかったしだな…」

駄目なのに…

『…研磨くんも一緒…なら…
てゆっか!別に奢りなんて…
今度は私も…昨日のも結局
全部クロさんが出したし…』

本当、私どうしちゃったの?

「じゃあ…
ジュース、奢ってクダサイ
それで昨日のはそれでチャラで
どうですかァ?」

ここで首を縦に振れば
クロさんとの時間がまた少し
長くなる…って分かるのに

『…何飲みます?
私も喉乾いたから…
自販機行きますし…』

分かってても動いた唇
進めた足

大きな身体が触れない距離を保って
隣にある事に
ドキドキしちゃうなんて
どうかしてるよ。

しかも…

「あっれ?黒尾~…と、姫凪?
二人知り合いだっけ?」

こんな時に先輩と鉢合わせるなんて
イタズラにしては質が悪い

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