• テキストサイズ

白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


『や、やめてよ!
きっとイッパイイッパイだし!』

それにまだ上手く行くとは…って!
なに弱気になってるのよ!
大丈夫に決まってる
だって好きだもん…
好きだからきっと…最後まで…

そこまで考えた所で
フワリと浮かぶ黒い髪

なんで今クロさん?!
違う、私が好きなのは先輩で…

「姫凪?緊張し過ぎ?
顔色ヘンだよ?」

『サクラがヘンな事言うからでしょ!?
トイレ行ってくる!』

のしかかるサクラを振り払い
バタバタと廊下を走りトイレへ
落ち着くのよ!私!
先輩と上手く行ったら
クロさんに相談する事も
なくなるんだし

それに今まで同じ学校でも
会う事なんかなかったんだから…
もうきっと会う事も…

「姫凪ちゃん?」

『クロ…さん』

なんで今ここで会うのよ…

「またここで会うとか
運命だったりして?」

ヘラリと軽い笑顔から目を逸らし

『そんなわけないです』

くるりと向けた背中に
ポツリポツリとぶつかる声

「…昨日の事…怒ってる、よな?
謝りたくて電話したけど
出ねぇ…から…」
/ 1242ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp