白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第3章 消せない昔、消えない今(前)
〈じゃあ、どこで会うんですか?
電話で良いじゃないですか…〉
足りねぇよ、それじゃ。
もっと近くで
声を顔を仕草を
見つめながら話したい。
その為なら
「俺の連れの家!
ソイツの部屋静かで快適だから
そこに来きたら良い。
あ、俺の幼馴染で口硬い…つーか
他人の事情に全く興味ねぇし
なんなら起きてるかも微妙だし。
俺の家、今誰も居ねぇから
来たくねぇだろ?
そいつの所はワイルドな
母ちゃんが常に居るから
変な事出来ねぇし、な?」
いくらでも強引になれる
〈でも…私、その人知らない…
男の人…苦手だし…〉
「…一回来てみて
無理なら帰ったら良くね?
嫌がる事は強要しない
無理なら次の手考えるって事で
どうですかァ?」
丸め込む様に
言葉を畳み掛けて
必死に姫凪ちゃんを
口説き落とす
〈…本当にお友達居るんですか?
お家行ったら…黒尾さんだけなんて
オチは…〉
「ぅおい!俺がそんな悪党に
見えるんですかァ?!」
必死さ完全に裏目った
強姦魔扱いとか
立ち直れる気しねぇ