白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第3章 消せない昔、消えない今(前)
ただそれよりも
「なら良いンじゃね?
ただの相談役だって。
なんつーの?
男慣れしなさ過ぎな
姫凪ちゃんへの
恋愛アドバイザー!
カウンセリングに行くよりコスパよ?
たまに缶コーヒーでも奢ってくれりゃ
充分だから」
頭の痛くなるこの展開はナニ?
『…気が向いたら相談します
とりあえず今は寝かせて下さい
頭がガンガンして死にそう』
「約束だからなァ!
えっ…と、ハイ。
俺の携帯番号とLINEのID
チャント登録しときなさいよ」
押し付けられた紙の
走り書きの数字と文字に
溜息を漏らし
今は何も考えるまいと
目を閉じた
放課後
迎えに来たトモノリ先輩と映画見て
軽く飲み物とか買い出しして
「じゃあ行こうか?」
『は、はぃい!』
「そんな緊張しなくても
大丈夫大丈夫…優しくするよ」
キタ!絶対コレ誘ってるよね?!
抱かれる肩
心なしか早い足取り
部屋が近付くに連れて
バクバク暴れる心臓の音