白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第3章 消せない昔、消えない今(前)
やっぱりこの人ヘンだ、怪しいよ!
絶対からかって反応楽しんでるんだ!
騙されるもんか、と
睨む様に黒尾さんの目を見返すと
抑えてた肩を解放して
「そんな怖い顔しなさんな
離したでしょうが。
あ~それから、念の為言っとくけど
からかってるわけじゃねぇかんな?
自信持ちなさいよ」
ヨシヨシと頭を撫で
布団を被せる
『また、そんな…』
「…なんか悩んでたろ?
彼氏居るのに…その…結構
追い詰められた顔してたし
ずっと自分に自信なさげだったから
そっち系の悩みかな…とか思ってだな…」
ツンとソッポを向こうとした
私の頬に伸びた手が
「何を悩んでるか知らねぇけど
俺で良かったら相談相手に
なってやるから話してみれば?」
顎まで滑り落ちて
逸した視線を引き戻す
『え…相談相手…?』
そりゃ男の人の意見を聞けるのは
願ったり叶ったりだけど
性の悩みを会ったばっかりの人に
話すだなんて如何なもの?
チラリと浮かんだ希望は
気恥ずかしさに消え
首を横にブンブン動かす