白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第3章 消せない昔、消えない今(前)
『…酷い!騙したんですか!
最低!なんなんですか、アナタは
…イタタ…』
思わず枕を掴んで振り上げたら
勢い余ってそれが顔へ
さっきから顔面へのダメージ
布施、半端ないって…
「オイヨイヨイ!
顔痛め過ぎだろ!
ほら、大人しく横になれって
…可愛い顔が台無しデスヨ」
私から枕を取り上げて
そのままユックリ押し倒す…って!
今なんて言った?!
『か、かわい…!?』
聞き間違えでなければ
このイケメンは
私に"可愛い"って…
「ん?聞こえませんでしたかァ?
可愛い顔が台無しデスヨ…って
言ったんだけどなァ?」
グイッと押し付けられた肩
近付く唇は耳の近くで低く息を漏らす
『だ、だから!からかわないで!
自分の顔面偏差値くらい
分かってますから!
それに…!近いです…ッ
離れて~っ』
夢みたいだけど夢じゃない密着
闇雲に暴れ倒してると
「分かった!分かったから蹴るな!
俺が悪かった、降参しますぅ!」
私の蹴りの犠牲になったミゾオチあたりを抑え
ヘラヘラと笑う黒尾さん