白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第3章 消せない昔、消えない今(前)
これは夢だ。
しかも悪夢だ。
浮かれて落とすとか
そんな感じのヤツ!
『からかうなら別の人にして下さい!
身の丈は分かってるつもりです!
分不相応な彼氏も
こんなんだけど居ますから!
お構い無く!!
…ギャッ!』
近くなる足音から逃げる様に駆け出し
非常を知らせるベルが埋め込まれた
壁にオデコをぶつけてしまう
目の前にチカチカと星が飛んで
「オイヨイヨイ…
こんな所で頭打つやつ
小学生以来、久々に見た…
うわ、タンコブ出来るやつじゃね?
一応保健室で冷やして貰いなさいよ、と。」
『え!?黒尾…さん!?』
私の手が包まれた
「お姫様抱っこしたら
活造りの魚みたいに暴れそうだから
コッチで我慢しますぅ
大人しく手当てして貰いなさい」
チョット強引過ぎて無理!
私のタンコブ事情なんか
放っといてくれたら良いのに!
まさか…本当に私を…
「あー!クロ先輩~!
今度お茶に付き合って~!」
「あ、私も!カラオケ行きたい~
連れてって~!」
「へいへーい
またLINEちょーだいね」
「「はーい」」
んな、わけないか。