白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第7章 新たな幕開け
『あの、コーヒー
飲みますか?』
「…うん、ちょうだい」
『じゃあ、淹れて…』
なんとか
気持ちを落ち着ける為に
その場から離れようとした足が
「いいよ、それで…」
冷たい手で止められた
『え?それ?って…』
「量要らないから…」
私の手からマグカップを取り上げ
迷いなく口付ける
これは…ど、どう言う事?
「ん、ごちそうさま」
返されたカップ
これを飲んじゃったら
「飲まないの?」
『いえ…飲みます…けど』
間接キス…!?
「間接キス…とか思ってる?」
バ、バレてる!!
どうしよう
パニックになってるのが分かったら
気まずくなるんじゃない?
『ぜ、全然!
いただきます!』
「ば、ばか!
そんな一気に飲んだら火傷…」
『……ッアッツ!!』
「ほら、言わんこっちゃない…」
もう、ホント何やってるのよ、私…
全然普通に出来てないし
「火傷したでしょ?
舌?唇?」
呆れられてるじゃない