第10章 9 Melody.
「ごめんね、騒がしくて……」
「い、いえ大丈夫です。それより壮五さん、サポートってどういう事ですか……?」
「今日MEZZO”はオフなんだ。だから環くんと2人でちゃんを手伝おうって事になって……」
「そうなんですね……。なんかすみません、折角のオフなのに……」
「気にしなくていいよ。それで……僕達に何か出来る事はないかな」
「サポートした後に食べるプリンは格別だよ……!」って、環くんを巧みに丸め込んだ壮五さん。
いちご味の王様プリンは冷蔵庫へと持って行かれ、今冷やされている。
そんな事があった後、彼らはこうして手伝いを申し出てきたのだが……
オフだと聞いた手前、頼んでいいのか悪いのかちょっと躊躇ってしまう。
(特に壮五さんには休息が必要な気が……あっ!)
「で、でしたら見ててくれませんか?」
「えっ……そんなのでいいのかい?もっと言ってくれていいんだよ……?」
「もしおかしな所があったら教えてください。自分じゃ気付かない部分があるかもしれないので……」
「……わかった。じゃあ邪魔にならない場所で見てるよ。行こう、環くん」
「プリン、食いながらがいい」
「あっ……がっ、我慢した後に食べるプリンも格別だって知ってるかい?!」
「知らねーし」
「美味しいよ……!騙されたと思って試してみてほしいな……!」
「……嘘だったらどーなるか、わかってんのか」
「っ……う、うん。わかってるよ!」
「なら、そーちゃん信じてやんよ」
「あ、ありがとう!嬉しいなぁ!」
(……壮五さんの必死さ半端ない)