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BLEACH *伝説の死神*

第1章 伝説の始まり






「あれ?ここは……」

見覚えのある赤い花畑の中に横たわっていた自分。

もしかして、これが地獄ってやつなのかな? なら、私の中に地獄ってやつがあったのか……。

なんて考えながら立ち上がる。

自分は死んだのか……。

死地を共にした友に答えてもらうことが出来ず、あの場所に居る必要も無くなった。

これで心置き無く地獄に落ちることが出来る。

「あの子が私の全てだった……」



だから



あの子に必要とされないのなら、もう生きている意味が無い。


そこそこ楽しい最後の余生ってやつを過ごせたし、あとの命は大切な1番の友に捧げよう。

いつの間にか手にしていた赤い刀身の刀の切っ先を喉元に向け、微笑みながら呟いた。


「愛してる………。」







しかし、、、

喉元を切り裂いたはずの切っ先は喉に突き刺さる寸前に花弁になり舞い上がった。


「…………なん、で?」


「それはこっちのセリフだよ。」

目の前に現れた声の主に涙が溢れた。

「ひ、彼岸花ぁ……。」

「うん、、、ごめんね…仄。」



「なんで………なんでぇ……わ、私っ。」


彼岸花が謝る必要なんてない、私が彼の機嫌を損ねてしまったんだ。だとしたら悪いのは私だ。


「うん、僕はも大人気無かった。

君があまりに僕以外の話をするものだから……」


「ごめ…ごめんなさいっ……私っ」

自分のことしか考えてなかった。そう伝える前に彼は私は抱きしめてくれた。



「ちょっぴり嫉妬しただけなんだ。 君が僕以外と楽しそうにしている話を聞いて……ごめんね。」


もっと早くに気が付くべきだった。
私にとって彼が全てであるように、彼にとっても私が全てなんだ。
ならば、自分の知らない場所で自分の半身が楽しそうに笑っているなんて、、、私なら耐えられない。


「ごめ、ごめんなさい……」

「良いんだ、、仄。君はようやく僕以外の世界を知ることが出来たんだ。そしてその話をこの狭い世界にしかあることを許されない僕に、話に来てくれていた。なのに僕は意固地になって、、、君を傷つけてしまったね……。」


「私が悪いの……自分のことしか考えてなかった。 あなたの気持ち、全然考えて無かったから……」

優しい手つきで頭を撫でてくれる彼岸花に、ごめんなさいと譫言のように呟き続けた。
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