第1章 Sid~極上の女~
ギラリと光るシドの目線の先には
グラスに刺さった色とりどりの
フルーツがあった。
「あ…食べる?」
「ああ。」
そういうとシドはオレンジを手に取り、
皮を取ると、
「んっ…」
私の口にくわえさせてきた……。
驚いて目を瞬かせていると、
わたしの口から出ている半分を
シドは口に含んだ…。
「!!!」
熱が一気に上がる……
「ん……」
唇同士が触れる。
その間からオレンジの汁が滴り、
お互いの顎をつたっていく…。
その滴る感覚に厭らしさを感じ、
体が疼く…。
「んっ…ん…」
じゅる…ちゅう…
シドの唇が、
オレンジを食べたてるのか、
私の唇を求めているのか…
どちらともわからない、
そんな動きをしている…。
何コレ…。
こんなのダメだよ…。
体が熱くなってゆく…
じゅる…
オレンジの汁が服に落ちる。
でももうそんなのどうでもいいほど、
お互いがお互いを求め始めていた。
唇が離れて、私はオレンジを飲み込んだ。
私は少し肩を上下させながら
熱っぽい目でシドを見つめる。
シドはオレンジの汁を手で拭いながら、
同じ目で私を見つめる。
お互いの熱い視線が絡み合う…。