第63章 original〜尸魂界西梢局篇 散〜
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「今の霊圧!」
「間違いない、ポインティちゃんやな。」
「ったく、ポールもあんたたちのリーダーも3時間も帰ってこない。超過労働だって。ほら、れーあつ?感じたんなら早く行こう。」
私たちは霊圧を感じた所へ向かった。
「場所特定できますけど、今のおかしかったですよね。」
「あぁ。なんかしらの鬼道を放った霊圧。一瞬で消えよった。不発やな。」
「不発だと?お前らのリーダーは頼りないな。」
「頼りなくないです!隊長は齢16!一番若い隊長です!優秀です!人間でありながら隊長です!天才努力なんです!特に鬼道において右に出る人いませんからね!」
「そう、あの子が妙な鬼道を放った……そこが引っかかるんや」
「ゴーストのことは全く分からないな」
ナンシーとか言う女、私達のことゴーストだとか言って嫌な目で見るし言葉通じないし、本当にストレス!
「霊圧、というよりも、あれは……いや、霊圧に違いはないんやけどな。」
平子隊長も気付いているみたい。霊圧ではあったけれども、なにか違う。いつもと違う。
私は索敵能力に自信がある。大体の場所はわかったし、近付けば鏡の破片の気配で隊長を探し出せる。
「あそこ!鏡の破片がある!2つ!」
「2つ?……急ごか。」
降り立ったのは教会。この時間だから少し嫌な気配がする。
「ナンシーお前はどうする?」
「ついていくに決まってるだろ!」
「俺たちは普通の人間には見えへんからな。囮とか陽動に徹してもらうで。」
「なに?中になにかいるのか?って、リロ?」
リロというのはナンシーのドラゴン。正直かっこいい。
そのリロはしっぽを巻いている。ドラゴンの生体を知らない私でも嫌な気分なんだろうなとわかる。
「近づきたくないのか?わかった、リロは離れてろ。彼女が嫌がるということは恐らくマイナスな気が充満してるんだろう。今日は13日。忌み数の日。しかも土曜日はサバトが活発になる日だ。聖務隊としても見過ごせん。」
「ほな決まりや。」
「欠片の気配がはっきりしました!瞬間移動できます!」
二人を移動させたあと自分も移動した。
隊長には大きめの欠片を渡した。気配の強い方が隊長の鏡の欠片だろう。だけど近くに霊圧はなかったし、なによりももうひとつの鏡の欠片が気になる。