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【BLEACH】

第59章 original〜魂魄の底〜



「あっぶな!」

今のは赤火砲だった。どういうつもりなのか?

「ここは私の魂魄の奥底よ。」
「私のって、いやいや、私たちの!だよ!」
「貴方のではない。この魂魄、紛れもなく私のものよ。この魂魄に貴方自身のオリジナルの部分はあるかしら。」
「……それは、」

涅隊長曰くデータ的には100%蓮美ポインティのものらしい。たしかに、そう言われてみると私の魂魄って、嫌々違うよ違う。蓮美は過去の自分。全て1本の線で結ばれている。蓮美ポインティの未来の姿が私なんだから、魂魄が同じなのは当然だと説得した。


「違う。貴方と私は全く違う。一緒にしないで!」

なんだろう、この胸の痛み。違うことなんてない、私には貴女の記憶も感情も全て刻まれているのに。

「それは貴女が盗み見てるだけ。そして喜助さんに情を募らせてるだけなのよ。その気持ちは貴方のものじゃない。私のものなの。 」
「……そんな、だって、16年近く前、貴方は自ら転生を望み、果たされた。それは現世にいる喜助さんともう一度出会うために選んだんでしょ。そして私が現世に生まれた。そして彼と再会できたんだよ。貴方の望んだ通りの奇跡が起こってるんだよ。」
「貴方の記憶が紛れてくる。ここは貴方に侵されないところだったのに……!あぁ、嫌だ。喜助さん、そんな目を私以外にしないで!」
「待って、私そんなに嫉妬深くないって!貴方は蓮美じゃない。虚の幻術ね。だったら、水月で解いてみせる。」

ぐっと空気が重くなった。それは肌で感じるほどに。

「このまま、貴方をここに閉じ込めて私が表に出たら、全ては解決する。私はまた喜助さんと過ごすの!」
「水月!」


刹那、ハッと目覚めた。


水中にいるような感覚で、大きく波打っている。今のが夢だったことへの安堵で胸を撫で下ろした

「水月?」

斬魄刀の返事がない。それに、少しづつ体内から霊力が漏れ出ている。おそらく、この空間では斬魄刀の始解も並の死神は不可能だろう。
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