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【BLEACH】

第56章 完現術篇 転




この時私は1つの仮説を立てた。

もしかして、彼らもまた月島秀九郎の過去の改変とやらをされているのではないか。そうなれば、月島秀九郎が死神代行を殺害したという彼の供述と、尸魂界で聞いた死神代行そのものであった銀城空吾が仲間と刺客を殺したという話に辻褄が合わない理由がつく。

彼は今、本当にその記憶が無いのだとしたら……
彼から本当の月島秀九郎の話を聞き出すことは不可能だ。


「そんなの嘘!!月島さんは、私のことずっと支えてくれたもの!」
「だから、それは月島に記憶を!」
「違う!違う!月島さんのこと悪く言わないで!なんで?なんで?なんで嘘つくの?一護に何をする気なの?!あんたたちこそ、月島さんを陥れようとしてるんじゃないの!!」
「おい!落ち着けって!」

銀城空吾が私の腕を抑えた。

「触らないで!」
「……っ!」

白雷で彼の腕を攻撃した。そして、窓から逃げるように走った。

「はぁ……はぁ……」
『めっちゃ良い演技!ないすぅー!』

風花が茶化しに出てきた。

『そうなると、ますますよくわかりませんねぇ〜。名探偵風花ちゃんの出番かな?』
『もー!風花ったらここぞとばかりに出ないでよ!』
『いーじゃん!あたしたち、双子みたいなもんじゃない?鏡山双子とキャラ被るから、絡んでない今のうちに沢山出ないと!』

疲れた……けど、ちょっとゆっくり頭を冷やそう。ひよ里んとこ行ったらまた蹴られるから……現状最も安全な勉強部屋に行くか。石丸キリちゃんもいるだろうし。


浦原商店へ向かって走り出した。


商店街の屋根の上を歩きながら思考をめぐらしていた。

仮説として、何らかの目的のためにXCUTIONに偽の記憶を植え付けているのならば。

1 月島秀九郎が全ての黒幕説
銀城空吾が起こした事件も全て月島秀九郎が裏で操っていた。表向きは銀城空吾が起こした事件だが、月島秀九郎が能力でそうさせただけなのでは。

2 月島秀九郎がなんらかの理由でXCUTIONの記憶を変えた説
銀城空吾が事件を起こして以降、今に至るまでに月島秀九郎に心情の変化が起こり、銀城空吾の記憶を改ざんした。

3 意図的に月島秀九郎に記憶を変えさせた説
なんらかの理由で、月島秀九郎に記憶を変えさせている説。

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