第55章 完現術篇 序
「いやぁさぁ?わかるよ〜雛森さんの気持ち。でも、平子さんは怖い人ではないよ〜」
「で、でも……関西弁って怖くない?」
「わかる〜胡散臭いわよね〜。」
私の合格祝いということで松本乱菊さんと雛森桃さんが現世に来ている。というより現世に来る口実で合格祝いを使われた。
スイーツビュッフェでの女子会だ。
「なんで?素敵やん!」
「ほら……そういう語尾が……ね?」
「裏と表があるって感じ?ああいうのも良くないわよ。」
「乱菊さんの言ってるのは京都弁でしょ!なんでよ!京都弁ええやんか!確かに、京都の人は鼻について好かんって言う大阪の人もいるけど私は大阪の人間ではないし、京都弁とくに男の人の京都弁は素敵だと思う!平子さんの使う大阪弁もなかなかええと思うんやけど!」
「悪いとは言ってないんだよ!怒ってないのもわかるけど……ちょっと……」
「雛森さん!慣れて!それは慣れなきゃだめ!」
「関西弁ハラスメントって訴えられても仕方がないわよね〜」
「そんなハラスメントあるの?!」
「そこの姉ちゃん、これめっちゃうまいな。このクリームなんのフルーツが入ってんの?」
「そちらはパッションフルーツのクリームを使用しています。さっぱりとした後味が楽しめますよ。」
「パッションフルーツなぁ。俺あんま南国系のフルーツ好かんけど、これは美味いわ。姉ちゃん引き止めて悪かったな。」
「おい真子!これ食ったら次はボーリング行くで!」
「はぁ?!何ふざけたこと抜かしとんねん。半休やからこの後あっち行くわ!」
「お前こそ何抜かしとんねん!お前らがあっち行く代わりに、月に1回 居残り組に飯奢る約束やろ!」
「そんな約束初耳や!せやったらラブ、ハッチ、リサも連れてこんかいや!奢らんけどな!」
「あんなオッサンらこんなオシャレなとこ連れて行けるか!それにリサはなんやかんやあっちにも行ってるやろ!」
「とにかく!飯は奢った!ボーリング行きたいんなら拳西かローズか白に頼め!」
その声に我々一同振り返った。
「平子隊長……?」
「ひよ里〜元気?」
2人は私たちを見るなり悲鳴をあげた。
「おま、おま、おまえらなんでこんなとこおんねん!」