第10章 Prologue:抜擢
「金木犀?私大好きですあの匂い!」
「たしかに、可愛らしい花咲かせるわね。でもどうして金木犀?」
「私もあの香りが大好きです。花言葉も考慮しましたよ。『謙虚』『謙遜』『気高い人』『真実』『陶酔』『初恋』って意味があるそうです。謙虚、謙遜は一番隊に最も必要であるものと思っています。でも謙虚であるけれど気高く誇りを持って欲しい。金木犀って季節の変わり目の秋雨の中で潔く花を散らすんですって。散られては困りますけど、そのくらいの度胸と覚悟と潔さを持たないとなーと私自身考えています。陶酔って言葉も好きです。何かに陶酔してる専門家集団の集まりになりますし、周りに陶酔……要は好かれる隊になればなと。真実っていうのも言葉が好きです。」
「よく考えてるのね」
「初恋は?」
「それはオマケです。」
2人が笑った。
「今日はありがとうございました!私は仕事に戻ります!」
その三ヶ月後、無事に死覇装が届いた。
私は既に中学2年生になっていた。
小5の頃に死神になってから3年の月日はあっという間だった。
最年少、恐らく誰もこの先破られない記録になるであろう。
私は齢14歳になる年に隊長になる。