第51章 original~投獄篇~
「さて、と……いやぁ、正面から入んのは勇気いりますねぇ」
アタシがいた頃よりもその施設は大きく、力も持った。
涅サンのお陰ッスね〜
嬉しい反面、寂しい気もしますが
技術開発局の正門に立った
「あぁの〜すいませ〜ん」
正門の近くにいた隊員に話し掛けて、誰か話せる人を紹介してもらおう
「あっ…えぇと…貴方は……」
「アタシは現世で浦原商店ていうしがない駄菓子屋を営む店主ッス〜」
「やっぱり……!!ここの初代局長じゃないですか!」
「あらら〜知っててくれたなんて嬉しいッスね〜」
「初代局長が……なにか?」
「ああ、ちょっと尋ねたいことがありまして。そうッスね〜阿近さんに取り次いで頂けないッスか?」
「阿近さんですか?…少々お待ちください。」
「ありがとうございます。」
しばらくして阿近さんが気だるそうに出てきた。
アタシの姿を見るなり、ゲッと表情を固めた
「お久しぶりッス〜阿近サン!」
「……どーも」
「いやぁ、ご立派になられて〜嬉しい限りッスよ!!」
「どうしたんッスか?」
「そうそう、お願いがありまして。」
「…込み入った話になるなら中でしましょう」
「で?話ってなんすか?」
「全死神の斬魄刀のデータを見せていただきたくって。」
「なぜそんなものを?」
一呼吸置いた
「ポインティが白であると証明するためッス」
「…あの人のためか…昔から変わりませんねぇ。」
「一途なタイプなんッスよ〜」
「しかし、それと隊長がどんな関係があるんだ?」
「まだ確信までいってません。それを調べるために協力していただきたくって。」
「斬魄刀のデータってそんな簡単に部外者に見せられるもんじゃないんッスよ〜いくら前隊長であろうと……」
「ええ、知ってますよ。」
「それに、あんたなら正面突破しなくても、斬魄刀のデータを盗めただろうに。」
「ええ。容易いコトっすよ。しかし、アタシが下手にコソコソとすれば、ポインティさんの立場が悪くなるかもしれないッスからね。コソコソしなければならないところはしますけど、ここはアタシの肩書きが通用するかもしれない所ッスから。」
阿近サンは深くため息を付いた