第51章 original~投獄篇~
「皆さん、死神復帰、おめでとうございます!!」
藍染の策略で尸魂界を離れざるを得なかった仮面の軍勢の一部が尸魂界でまた死神として戻ってきた。
「でも、あんなに死神は嫌いやとか言ってたのによく戻ってきましたね。」
「ただの気まぐれや。」
「平子"隊長"と一緒に働けるなんて嬉しいです。」
「なんやその無駄に強調した隊長は。」
「え?昔は隊長って読んでましたよ?」
「なんや、ほんなら俺も呼び捨てで呼んだ方がええんか?」
「あ、それしたら喜助さんが本気で怒ってきますよ。平子さんに対してのジェラシー凄かったですから。」
「気付いてたんかいな。」
「当時はわかりませんでしたけど、今思えば……ね?」
「蓮美は鈍感やったけど、佐伯はそういう訳でもなさそうや。」
「人並にはわかりますよ。」
そうやって話していると、髪をバッサリと斬った雛森さんがやって来た。
「あの…!」
「ん?」
「雛森さん!久しぶりです!その髪型かわいい!」
「ほ、ほんとに?ありがとう、ポインティちゃん!あ、佐伯隊長!」
「ええ髪型しとるやん。心機一転っちゅうことやな。」
平子さんは五番隊の隊長だ。
つまり、雛森さんの上官になる
「細々としたこととかよ~覚えとらんから、頼りにしてんで。」
「は、はい!平子隊長!精一杯頑張ります!」
「雛森さん、こうは言うけど仕事は早い人だと思うから。」
「なんか含みある言い方やな」
「動物に例えるなら……そう、虎みたいな人だけど!怯えなくてもいいからね!」
「虎ってなんやねん」
「関西弁との親和性もある、ぴったり」
私が親指を立てると、まだ何か言いたげだったが話題を変えてきた。
「ポインティちゃんは明日から仕事当分休むんやて?折角俺こっち来たのに。」
「え?そうなの?」
「受験生になるので勉強したくて。自分の力で高校決めたいんです。うち、裕福じゃないから、公立に行かなくちゃ。でも、ずっと休むんじゃなくて月に2~4回くらいは来ますよ。」
「んじゃ、暫くはちょっかいもかけられへんな。」
「かけないでくださいよ」
と笑った
「ほな、そろそろ隊舎行こか〜」
「はい!平子隊長!」
雛森さんは平子さんの人柄を感じたのか緊張が解けているように見えた。
これで瀞霊廷が賑やかになりそうだ。
私も仕事を残さないために足速に隊舎へ戻った。
