第50章 original~怪異篇~
「あ、鷹司流に関してなんですが、鷹司流はこの三百年程衰退してたようです。それを再興したのが彼です。」
「衰退と言っても三百年間ちゃんと受け継いできたってことは完全には途切れなかったんですね。」
「なんで衰退したの?」
「ほかの流派と馬が合わなかったとか、瓢箪に魂を封じることが良くないと批判されたようです。瓢箪に魂を封印したら天に帰り、転生を果たすことができない、魂の救済にはならないと。」
「正論だわ。でもそれ言う人も魂を天に帰してくれてないんだけどね。」
「……封じられた魂は瓢箪の中で何を思うのでしょうか。」
「喜助さんが言ってた危険な除霊をする人かはわからないけれど、でも彼に接触してみよう。瓢箪の中に吸い込まれた魂が叫んでいるなら私たちはここへ導かなければならないもの。」
「そういうことならこの作戦でどうッスか?」
と扉を開けて入ってきた東雲四席
「すんません、ちょっと話を聞かせてもらいました。」
「一番隊の策士東雲龍華の意見、聞いてあげようじゃない。」