第49章 死神代行消失編~取り戻せ~
「隊長になって初めてあの時、喜助さんが何を見ていたかわかった気がします。そんな中で私を側に置いててくれて……ありがとうございます。」
「突然どうしちゃったんスか?」
こうしてゆっくり月を見ていると感傷的になる
それは昔からそうだった。
「疲れちゃったのかな。藍染の事がまだ落ちつかない間に因幡影狼佐の件があって。隊員がいると思ったらどうしても気が抜けなくて。少し甘えさせてください。喜助さんといると安心するんです。」
喜助さんが優しく私の頭を抱き寄せた
「ここではゆっくりしてください。ボクも貴女といるとほっとしますから。」
暫くした後、喜助さんの部屋に布団を敷いて2人で抱き合うように眠った。
暫く眠れなかったからか疲れが溜まっていたからか、深い深い眠りについた。
「おはようございます、ポインティサン。朝ごはん、出来てますよ。」
目が覚めると喜助さんが微笑みながら枕元にいた。
「よく眠れましたか?」
「うん、ぐっすり」
「それは良かったです。」
「喜助さんからうんとエネルギーもらえたから当分は頑張れる。」
「エネルギーが切れたらいつでもどうぞ。」
と笑いあってるとジン太が私たちを冷ややかに見ていた
「おい、店長。なんでポインティがここで寝てんだ。」
「喜助さんと一緒に寝たのよ、昨日。」
するとジン太は顔を真っ赤にした
「おおおおおい!!!店長!!まじか!!」
「ご、誤解ッス!」
「昨日の夜そんな…まじか…」
「なんにもしてませんから!!」
「いや、俺だって男だ。わかるぜ、店長……俺は誰にも言わない……言わないからな!!」
と走り出した。
「誤解させちゃいましたか?」
「ま、まぁ大丈夫でしょう…」
立ち上がり部屋を出た
「朝ごはん、喜助さんもまだなんですよね?」
「はい」
「じゃあ行きましょ」
こうやって何気ない日を喜助さんと過ごせることが私にとって最高の幸せだ。
喜助さんにとってもそうであるといいな。