第7章 Prologue:六つ目の力
死神となり半年が過ぎた。
「卍解ってどうやってするのー?」
『そりゃ私達を負かせないとだめよ〜』
今よりも強くなれるという卍解に興味があった。
『それに、雷月の始解もまだなのに卍解は早いと思います』
「んー。もっと強くなりたいなぁ。」
地獄蝶が私の周りを飛び回っている。
指にのせると
"派遣にでていた隊員たちが大怪我で帰ってきた
すぐに四番隊へ向かい補佐にまわれ"
との指示に、すぐに四番隊へ向かった。
「勇音さん、お手伝いに来ました!」
「佐伯さん!すいませんが隣の部屋の方たちの手当をお願いします。」
隣の部屋には軽傷の人たちが治療を待っていた。
「あぁ待ってください、まだ終わってません!」
「さっさと済ませてくれよ!」
「すいません!!」
山田花太郎が慌しく包帯を巻いている。
「お手伝いに来ました。」
「ポインティさん!あちらの方の治療を……」
「包帯の巻き方がわからなくて」
「じゃあ、お名前と所属と怪我の部位などを記す用紙があそこにあるのでみなさんに聞いてまわってもらえますか?その後、包帯を真下の倉庫から取りに行ってもらえると。」
「了解です!」
包帯の巻き方くらい覚えた方がいいのかな。
一通り治療が終わって外に出た。
いまだ外では重傷の方の応急手当が施されていた。
止血をしている勇音さんをみた。
霊力の動きをよく観察した。
「吉良イヅル、応援に来ました。」
「あぁ!助かります!」
「いえ、止血程度ならなんとかできますが。」
「ではこの方の止血をお願いします。で、ポインティさんは」
「私に止血の方法教えてください」
「え?」
「さっき見ていてなんとなく覚えました。なのでほんの少しだけ、合っているかどうかだけお願いします。」
「そんな……経験が無い人に治療行為をさせるなんて、」
「虎徹副隊長こちらにも応援お願いします!!!!」
周りは苦しそうな声を上げながら横たわる隊員ばかり。
「私の指示に従いながらお願いします。」
隣にいた隊士の腹部に手を当て霊力を集中する。
「うそ…私のを隣で見ていただけなのに……?」
止血が出来たようだった。
「ではポインティさんはこのフロアにいる方の止血をお願いします。吉良副隊長!ここのフロアを任せます!」
「え、僕に?」
「お願いします!」