第5章 Prologue:試験
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尸魂界は件の破面の件で大騒ぎ。門番は破面の侵入を防げなかったと減給。中央四十六室も動こうとし始めているが、きっとそれもあの人が鏡花水月で治めるんやろうな。
「まさか彼女がほんとにアレを倒すなんて…」
「倒してなんかあらへんよ?捕縛や。」
「そうですけど。正直以前、破面を倒したのはまぐれだと思ってたので。」
「イヅル、今日は よぅ喋るなァ?」
「あ、すいません。この書類はこちらに置いときますね。」
「別に構わへんで? ボクお喋り大好きや。続き話してみ」
「は、はぁ……続きって言っても特に無いんですけど。今回、 総隊長は何故彼女に破面討伐命令を出したのでしょうか。単に死神になる為の試験とは思えなくて」
「そりゃあの娘を死神にしたなかったからやろ。」
「え?」
「最初にやってたあの皿を使った試験、あと1時間あれば合格という結果をもって試験終わってた。だからより難易度上げるためにも、試験内容変更したんやろ。」
「なぜ、死神にしたくないと?」
「ポインティちゃんはまだ子どもやで?しかも現世の人間や。そんな子を死神になんかさせられへん。」
「じゃあどうして総隊長は、彼女を鍛えたのですか。」
「あの娘は死神になる為に生まれてきたんや。」
「霊力の扱いに長けてますからね。」
あの娘は死神になる為に生まれてきた。
天才?そないな言葉ポインティちゃんに失礼や。
総隊長という立場としてはあの力、欲しいに決まってる。でもあの子には普通に人間として暮らして欲しい
破面を倒せるか倒せないか、否…破面を倒すか、捕縛できるか
それ次第でポインティちゃんの生きる道が変わったってわけや。
―それ以外にも理由はあるんやけどな。
ま、ボクは嬉しいけど。貴重な話し相手やのに会えなくなるなんて寂しいやん。
「彼女、合格するんですか?」
「そないことボクに聞かれてもなァ〜はいこれ、あとは頼んだで」
「え、ちょ!市丸隊長!!」
ふと散歩に出かけると女性死神に囲まれてもみくちゃになっているポインティちゃんがいた。
相変わらず人気者やなァ。
さてさて、あの方はイレギュラーに対してどんな対処しはるんやろうか。
「あ、市丸隊長!!」
自分を見つけて、駆け足で走ってきた。
「今から帰るん?」
「はい!」
「気ィ付けてな。」
