第42章 テセウスの船
「えぇ、どちらも知ってます。哲学ッスよね?哲学はそんなに詳しいわけじゃありませんが、どっちも同じようなパラドックスじゃなかったスか?」
テセウスの船
- すべての部品を交換した船は果たして、建造当初と同じ物と言えるのか。
スワンプマン
- 雷に打たれて泥に塗れて死んだ男Aと、沼の泥から生まれた男Aと全く同じ容姿、記憶、能力、人格を持つ男B。果たして男Aと男Bは同一人物と言えるだろうか。
「そんな難しい哲学の話、どこで聞いたんッスか?」
と笑う喜助さん
「ずっと昔に、瀞霊廷の中にある現世の本が売っているお店で哲学書を読んだんです。」
私は続けた
「浦原さんはどう思いますか? テセウスの船、スワンプマン、これらは果たして元の物と同一の物体と言えるのでしょうか。」