第40章 過去編 ~髪飾り~
その言葉の意味が重すぎて
咄嗟に理解出来なかった。
「……え?」
「詳しいことは言えない。…君が彼の正式な妻ならば理由が言えたのかもしれないけれど、そうだったら多分、暫くは幽閉されることになっただろうね。そう思えばよかったのかもしれない。」
「どう……して、なんで喜助さんが?何か、霊法に触れることしたんですか?」
「うぅん。そうだよねぇ。…ま、このくらいならいいかな。彼はあることを行った為に裁かれることになった。尸魂界の司法機関、中央四十六室が下した判決は ―霊力全剥奪の上現世に永久追放」
霊力全剥奪…
そんな状態で尸魂界から永久追放……
魂が朽ち、霊子になるまで現世で誰にも気付かれずに何百年も過ごすというの?
そんなの死ぬより酷い
「喜助さんが何をしたって言うの?!!だってあの人、魂魄消失案件を解決するためにずっと研究室に篭ってたんですよ!!死神の任務を少しでも軽く出来たらって、自分の研究で……なんで、なんで?!!喜助さんが……そんなことに…」
と京楽隊長にしがみつく私の背中をさすった
「もう一つ教えてあげよう。」
とあやすような声で優しく言った
「彼の査問中、何者かの妨害が入った。その何者かは彼らをそこから出した。」
「え……?」
「それから彼らは行方不明。捜索中だ。」
「じゃあまだ……」
「難儀だよ。なんせ隊長さんを捕らえなきゃいけないんだからねぇ~このまま現世に身を潜められたら大変だなぁ~そうなれば無理に追うことも無いだろうけど。」
「……?」
「真央霊術院の件も、君が彼と恋仲だった為に決めたんだろうね。ま、落ち着くまでの辛抱だよ。」
するといくつもの霊圧が囲んだ。
「おぉっとやっぱり来たか。」
隠密機動だ。
「浦原喜助がここに来てないか。」
首を振ると男が合図をすると家の中に入っていった
「彼らの元上司だってのに……流石、容赦無いね~」
「真央霊術院、非常勤講師 蓮美ポインティ。浦原喜助の一件の重要参考人としてご同行願いたい。」
「もっと気遣ってあげなよ?」
と京楽隊長が声をかける
するとその輪をかき分けて1人が私の傍へやって来た。
そして顔を覆っていたマスクを外す
「砕蜂さん…」
「共に来てくれ。ポインティ。」
私は彼らと共に行動した。