第37章 過去編~交差~
「ポインティさん、このビーカーも洗ってもらっていいですか?」
「うん、置いといて~」
ビーカーを洗ったり掃除をしたり。
こんなことでも役に立てるならまぁ良いかな。
「……んんっ!」
背伸びをする。
「あのあの、ポインティ先生!」
まだ若い新人女性隊員の子たちだ。
何年か前に真央霊術院を卒業した生徒。
新人の子は補佐の仕事が多いため、自然と私とも仲良くなる。
「えーと、貴女は……」
「香蘭です。この人はレミリアです。」
「仕事の邪魔だからほら、行くよ。ごめんなさい、先生」
「今から休憩しようかなと思ってたところよ。どうした?」
黒髪の香蘭が目をキラキラさせる
「あの……隊長とどのような関係なんですか?」
「……え?」
「お付き合いされてるんですか?」
「お付き合い……してないけど…幼馴染み?お兄ちゃん?的な?」
「じゃ二番隊隊長と隊長って仲いいですけど、それもお友達関係なんですか?」
「うん。旧友って感じ?」
「浦原隊長は今、フリーなんですか?」
「フリー……かなぁ?ずっと暮らしてたけど女性と遊んでるみたいなこと無かったし……」
「…それって先生とデキテるって言った方が良いんじゃ」
と金髪の少女、レミリアが言った
「ポインティ、これも洗えるか~?」
とひよ里が来た。
「うん、いいよ~」
「お前らも手伝ったれよ!」
と新人隊員に向けてひよ里が言った。
「副隊長」
「なんや?」
「あのあの、浦原隊長ってこういう女の人いいなぁ~とかそういうこと言ってるの聞いたことありませんか?」
「なんや急に?………"こういう女"以前に、アイツ、ポインティしか見てないやろ?」
「そーう?」
「なにが『そーう?』や!せやろ?!女を職場連れ込むなんてどうかしとんぞアイツ!!ポインティやから許すけど!!」
「でも、付き合って~とか言われたことないんだよ?」
「ほんならポインティはどないやねん。好きな男おらんのか?」
「ん~平子隊長とか素敵だな~って思うよ?」
「はっはーん喜助、残念やったなァ!」